ゴリラがゆく7〜幕末の偉人を求めて〜

今まで『湧水』『遊歩道』『緑道』等、自然に関わる場所を紹介してきましたが、今回は東京にある『歴史スポット』を紹介したいと思います。

気づいている人もいるかと思いますが、自分のブログのタイトル『ゴリラがゆく』は完全に司馬遼太郎の『龍馬がゆく』からとっています。なんで、龍馬がゆくにちなんで、今回は東京にある歴史のスポットを訪ねたいと思います。

【品川を歩く】

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今回スタートするのは『品川駅』です。

品川駅高輪口を出て、15号を西に歩いて5分ぐらい行くと急に、多くの木々に囲まれた場所が見えてきます。これは『三菱関東閣』と呼ばれる三菱グループの迎賓館であり、三菱創業家の2代目である『岩崎弥之助』が建てた壮大な建物です。建築設計は当時、東京の様々な建物に関わった『ジョサイア・コンドル』です。(コンドルは他にもニコライ堂鹿鳴館の建築設計も行っています)また、この地は元々は伊藤博文が所有していたと言われています。

残念ながら一般の開放はないので、中には入れませんが、写真で見た感じ『すごい』の一言ですので、

興味があれば検索してみてはと思います。

【御殿山庭園】

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三菱関東閣』の正面にある『御殿山トラストタワー』『東京マリオットホテル』のふもとにある『御殿山庭園』は、元々『東京ガス』や『日本航空』の会長を務めた実業家の『原邦造氏』が所有していた土地を、私邸は美術館、土地はホテルやマンション、そして『御殿山庭園』として開園したところのようです。

庭園内や近辺は非常に坂が多く、歩くのは結構しんどいですが、桜の木が植えられた道もあり、春は非常に気持ちよく散歩ができそうな綺麗に整備された町並みになっています。この辺りには小説『宮本武蔵』を書いた作家『吉川英治』の旧宅(今は一般の人が住んでる)があるようです。

散歩してて感じましたが、この辺りは、非常に起伏の激しい場所で、東京の他の街と同様に坂の多かった印象です。ただし、よくよく調べてみると非常に面白いことがわかったので、紹介したいと思います。

【黒船来航】

1853年に『代将ペリー』の乗るアメリカ合衆国海軍東インド艦隊の艦船4隻が浦賀沖に来航したのは、多くの人が日本史の教科書で習ったことだと思います。簡単に言うと『鎖国やめろ』ってことですが、この時、考えるから1年の猶予が欲しいと言っていったん追い返すわけですが、これはまずいと湾岸に砲撃用の『台場』と呼ばれる場所を急遽作ります。これが現在のお台場あたりです。そして、その時に『台場』を作るために使ったのが、この『御殿山庭園』があるあたり(御殿山、八ツ山)の土を切り崩して使ったようです。

中々歴史を感じれる場所ですね。東京は関東大震災や空襲で、多くの歴史的な建物がなくなっていますが、建物は残ってなくても、調べれば歴史を感じさせてくれる場所がたくさんあり、新たな発見がまだまだ出来そうです。